各臓腑の働きと関連する症状【脾】

目安時間:約 6分
東洋医学の太極図

 

 

今回の臓腑働きと関連症状です。

 

 

私たちの臓器に脾臓というものがあります。

 

脾臓はリンパ系の臓器なので、免疫に関する働きを持っていますし

 

その他にも、古くなった赤血球を破壊する作用などもあります。

 

 

東洋医学のは、どのような働きをするのでしょう。

 

また、の機能低下はどのような症状に結びつくのでしょうか?

 

 

今回もよろしくお願いします!

 

 

脾は後天の精を作る

 

脾の生理機能は

 

食べ物や飲み物から栄養素を取り出し

 

後天の精を作ること。

 

 

後天の精については、以前に腎に関する記事でお話しました。

 

こちら⇒【臓腑】腎の働きと関連症状

 

 

私たちが生まれる時に両親からもらった先天の精を補うもの。

 

それが後天の精でしたね。

 

 

脾は運化作用というもので食べ物や飲み物を消化吸収し

 

全ての臓腑の気が不足しないように全身を栄養します。

 

気が満ちている

 

 

その他の脾の働き

 

その他にも統血作用というものを持っています。

 

これは血が脈の外に漏れないように見張っているという働き。

 

血を統括しているんですね。

 

 

また

 

の状態は口唇に現れます。

 

患者さんの顔色や唇の色つやが優れないのであれば

 

脾の病変を疑う必要があります。

 

 

全身を栄養するの運化作用は

 

潤滑剤としての役割を持つ津液に関しても全身に循環させます。

 

働きが悪くなると潤滑剤が減ってしまうため

 

関節筋肉の動きぎくしゃくとしてしまいます。

 

 

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脾に関係する症状

 

それでは

 

働きが低下する事で現れる症状をお伝えします。

 

 

消化吸収に関する症状

 

  • 食欲減退

 

  • 腹部膨満

 

  • 下痢

 

食欲減退

 

 

血に関する症状

 

 

  • 血尿・血便

 

  • 月経過多

 

  • 子宮出血

 

  • 月経時期に関係なく出血

 

生理不順

 

 

 

後天の精の不足による症状

 

 

  • 無気力

 

  • 疲労感

 

  • 倦怠感

 

  • 痩せてしまう

 

 

 

 

肌や口唇に現れる症状

 

  • 口が渇く

 

  • 味覚異常

 

  • 顔面蒼白

 

唇

 

 

 

最後に

 

これらの症状以外にも

 

帯下(おりもの)などもの機能障害であると考えられています。

 

 

脾経の有名なツボに三陰交というものがあります。

 

3つの足の陰経が交差するのでその名前がついています。

 

(足の厥陰肝経、足の太陰脾経、足の少陰腎経)

 

三陰交

 

 

三陰交は冷え性などにも効果のあるツボですが

 

女性特有の疾患に対する施術を行う際には

 

決して見逃せないツボです。

 

 

生理不順や更年期障害などの患者さんに対しては

 

かならず三陰交の状態をチェックするようにしてください!

 

 

今回は以上です!

 

ありがとうございました!

 

 

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各臓腑の働きと関連する症状【三焦】

目安時間:約 7分
東洋医学の太極図

 

 

久しぶりの臓腑関連の記事です!

 

今回お伝えするのは三焦

 

前回の心包と表裏関係にある臓腑です。

 

 

今までいくつかの臓腑について触れてきましたが

 

どれも私たちが知る臓器と名前が似ていましたので

 

なんとなくその働きに対するイメージがつきましたが

 

今回お伝えする三焦という名の臓腑

 

東洋医学独自の臓腑であるため、働きに全くイメージがつきませんね。

 

三焦とはどのような臓腑なのでしょう?

 

 

今回も整体マッサージ師の独立応援サイト

 

どうぞよろしくおねがいします!

 

 

三焦は機能だけの臓腑

 

三焦という臓腑は、表裏関係にある心包と同じく

 

形として存在するものでなく、ただ働きがあるのみの臓腑です。

 

 

三焦と表裏関係の心包については

 

こちら⇒【臓腑】心包の働きと関連症状

 

 

 

三焦は水液の通路として、水分代謝を行っています。

 

水路

 

 

また

 

消化吸収によって気・血・津液を作り

 

栄養分とともに全身へ循環させる働きを担っているんです。

 

 

3つのエリアを持つ三焦

 

三焦の「三」という字は

 

三焦が3つのエリアに分類されていることを表しています。

 

すなわち

 

上焦・中焦・下焦の3つです。

 

 

上焦

 

上焦は横隔膜より上のエリア

 

胸のあたりを指します。

 

臓腑で言えばのあるエリアです。

 

 

中焦

 

中焦は横隔膜からヘそにかけてのエリアです。

 

がある上腹部が中焦にあたります。

 

下焦

 

へそから下の下腹部が下焦です。

 

肝・腎・小腸・大腸・膀胱は下焦エリアに属しています。

 

 

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三焦の機能障害で起こる症状

 

三焦に関する症状は

 

どのエリアにトラブルがあるのかで、それぞれ変わっていきます。

 

 

上焦に関する症状

 

  • 不安感

 

  • 喉や口の渇き

 

  • いつも汗をかく

 

  • むくみ

 

不安感

 

 

 

中焦に関する症状

 

  • 下痢

 

  • 腹部の張り感

 

  • 吐き気

 

 

 

下焦に関する症状

 

  • 血便

 

  • 水のような下痢

 

  • 便秘

 

  • 遺尿

 

下痢

 

 

 

最後に

 

三焦が気・血・水液を循環させる3つのエリアにトラブルが起こると

 

そのエリアに存在する臓腑の機能に影響してしまうという事が

 

それぞれのエリアの症状によって理解できますね。

 

 

三焦経で特に重要とされている経穴に陽池(ようち)というものがあります。

 

陽池のように、名前にという文字が入っているツボがいくつかありますが

 

池という文字には「たまる・集まる」といったような意味があるんです。

 

貯水池

 

 

例えば後頭部の付け根にある風池(ふうち)というツボは

 

風の邪気、つまり風邪(ふうじゃ)がたまる場所だと考えられています。

 

 

陽池は陽の気が集まる場所ですので

 

三焦の陽の気が衰えたことに起因する症状に効果があるとされているんです。

 

 

それでは、今回は以上です!

 

最後までありがとうございました!

 

 

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各臓腑の働きと関連する症状【心包】

目安時間:約 6分
東洋医学の太極図

 

 

今回の臓腑働きと関連症状は「心包」です。

 

西洋医学のみ学ばれた先生には、聞き慣れない臓腑の名前だと思います。

 

東洋医学独自の心包という臓腑の概念や

 

その働きと関連する症状について知っておきましょう!

 

 

それでは!

 

今回も整体・マッサージ師の独立応援サイト

 

始めていきます!

 

 

心包は形のない臓腑

 

心包という字を見ると、心を包むと書かれているので

 

西洋医学で言う「心膜」のようなものではと想像してしまいます。

 

しかし、心包とは

 

形として存在している臓腑ではなく

 

ただ機能(働き)だけが存在していると考えられています。

 

 

なかなかイメージが難しいですね・・・。

 

 

では、心包という臓腑は、どのような働きを持っているのでしょうか?

 

 

心包の働き

 

心包の主な働きは、心を護衛するというものです。

 

心についてはこちら⇒【臓腑】心の働きと関連症状

 

 

 

心はもともと丈夫な臓腑だと考えられています。

 

しかし、心はを宿している大変重要な臓腑

 

東洋医学で言う神がなくなるということはを意味しますので

 

心包という護衛隊長が厳重に警備しているんですね。

 

護衛

 

さらに心包

 

気や血を全身に巡らせるという働きもあります。

 

 

そして

 

中枢神経系である脳や脊髄とも深いつながりを持っていると考えられています。

 

 

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心包に関連する症状

 

うわごと」が口をついて出るという症状は

 

心包の状態に原因があると考えられています。

 

うわごととは、意味の解らないような言葉のことですね。

 

 

心包の状態によって

 

大きく明瞭なうわごとが出る場合もあれば

 

小さな声でボソボソとつぶやくようなうわごともありますが

 

一般的に、小さく力のないうわごとの方が症状が重いと考えられています。

 

うわごと

 

 

また、心包に関連した症状牙関緊急(がかんきんきゅう)というものがあります。

 

牙関緊急とは

 

口の中の噛む筋肉が、無意識のうちに力んでしまい

 

グッと歯を食いしばった状態が続いてしまう症状。

 

破傷風という感染症の特徴的な症状のひとつでもあります。

 

 

最後に

 

もし臨床上で、心に関する症状を疑う場合は

 

必ず心包の状態を確認するようにしてください。

 

 

心包は心を守るという、重要な役割を持っていますので

 

心の状態が悪くなったのであれば、心包の防御が破られたと考えるのが自然ですからね!

 

 

ちなみに

 

管理人が良く使う心包経の経穴は、郄門(げきもん)と労宮(ろうきゅう)です。

 

 

郄門は前腕前側のちょうどド真ん中。

 

郄門

 

労宮の取り方は

 

四指を折り曲げた時に、ちょうど中指と薬指の先端が当たるところの中間です!

 

労宮

 

 

動悸や胸苦しさ

 

意味もなくイライラするなどの症状に効果を感じています。

 

 

筋肉をほぐすような強い圧ではなく

 

体表から優しく深部へ到達するような圧を心がけて試してみてください!

 

 

次回は心包と表裏関係にある三焦についてです。

 

 

今回もありがとうございました!

 

 

心包と表裏関係にある三焦は

 

こちら⇒【臓腑】三焦の働きと関連症状

 

 

 

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各臓腑の働きと関連する症状【小腸】

目安時間:約 5分
東洋医学の太極図

 

 

今回の臓腑働きと関連する症状は、小腸についてです。

 

東洋医学で言う小腸と、西洋医学の小腸

 

働きに関してはほぼ同様であると考えていいと思いますので

 

まずは西洋医学の小腸に関して復習していきましょう。

 

 

それでは今回の整体マッサージ師の独立応援サイト

 

さっそく始めていきましょう!

 

 

西洋医学での小腸の働き

 

小腸十二指腸・空腸・回腸の3つで構成されています。

 

十二指腸は胃に続く部分で、ファーター乳頭(十二指腸乳頭)という盛り上がりが見られます。

 

このファーター乳頭の部分には、膵臓からの膵管と肝臓・胆のうからの総胆管が合流しています。

 

それぞれ、膵臓からの膵液、肝臓で作られた胆汁が十二指腸に流れていき

 

胃から送られてきた食べ物の消化を助けます。

 

 

その後、空腸・回腸と続いて

 

大腸の最初の部分である盲腸に移行するわけです。

 

 

食べた物は小腸に長時間滞留して

 

吸収可能な栄養素にまで消化され、そして体内に吸収されます。

 

消化吸収

 

 

東洋医学での小腸は?

 

東洋医学で考えられている小腸働きも類似しています。

 

胃から送られてきた食べ物を消化して

 

栄養素と不要なものを分別したのち

 

固形物は大腸へ送り、水分を膀胱へと送ります。

 

分別

 

 

東洋医学では

 

栄養素など体に必要なものを(せい)

 

老廃物など不要なものを(だく)と言います。

 

 

小腸の働きは

 

この清と濁を分別して、それぞれの臓腑に送ること。

 

 

ちなみに清は上昇、濁は下降という意味もあります。

 

 

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小腸に関連する症状

 

東洋医学では

 

小腸の機能が衰えることで、以下の症状が現れると考えます。

 

 

  • 下痢

 

  • 嘔吐

 

  • 腹部の膨満感

 

  • 食欲減退

 

 

 

最後に

 

小腸のツボがならぶ手の太陽小腸経には

 

肩こりに効果があるツボが多く存在します。

 

肩中兪、肩外兪、天宗、肩貞などは

 

経絡・経穴を特に意識しない施術をする先生でも圧しているでしょう。

 

(ツボの取り方辞典、ただいま作成中です!)

 

 

肩こりに伴い、前述した消化器系の症状がみられるケースでは

 

手の太陽小腸経のラインである小指から腕への施術を入念に行うと良いでしょう。

 

 

表裏関係にある心については

 

こちら⇒【臓腑】心の働きと関連症状

 

 

今回は以上になります。

 

最後までありがとうございました!

 

 

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各臓腑の働きと関連する症状【心】

目安時間:約 6分
東洋医学の太極図

 

 

今回の臓腑は「」です。

 

心は現代医学で言うところのに該当する臓腑だと思われますが

 

循環器として働く臓の役割以外にも

 

はいろいろな働きを持っています。

 

 

それでは

 

今回も整体マッサージ師の独立応援サイト

 

最後までよろしくお願いします!

 

 

心は意識や精神状態も調整する

 

西洋医学でいう臓の働きは

 

ポンプ作用で全身に血液を送り滋養することですよね。

 

東洋医学の「」に関しても、同じような働きがあると考えられているのですが

 

はその他にも重要な役割を持っています。

 

心臓

 

 

 

は「君主の官」といって

 

全身の各臓腑が、お互いにバランスよく活動できるように監視しています。

 

精神意識を充実させることも働きであることから

 

は「心臓」と「脳」の両方の働きを併せ持っているようなイメージかと思われます。

 

 

汗のかき方や舌の状態にも

 

は五行の「」に属しているので、熱を持つ性質があります。

 

そして、汗は心の液と考えられていることから

 

正常ではない汗のかき方をする人は、に問題があると推測できます。

 

火

 

 

また

 

の状態はにも現れます。

 

舌の色や形、舌苔(ぜったい)という舌の表面のコケを観察して

 

心の状態を知ることもできるんです。

 

 

ちなみに舌の状態と言うものは

 

の状態だけではなく、他の臓腑の状態も現れます。

 

舌診(ぜっしん)という診断方法を極めている先生であれば

 

患者さんの舌を診るだけで、体の状態が読めるそうです!

 

非常に難しく、長い経験を要する診断法です。

 

 

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心の不調を表す症状

 

の作用が弱くなってくることで、次のような症状が現れます。

 

 

血液循環に関する症状

 

が持つ推動作用(すいどうさよう)が衰えると

 

血液循環に影響が出てしまいます。

 

 

  • 動悸

 

  • 顔面蒼白

 

  • 脈の異常

 

 

 

 

精神や意識に関する症状

 

の調子は意識や精神状態にも影響します。

 

  • イライラ

 

  • 物忘れ

 

  • 不眠

 

  • 夢を多く見る

 

  • 意識障害

 

睡眠

 

 

 

舌に関する症状

 

の状態は舌を診ることで分かります。

 

 

  • 主に舌の色に関する異常

 

 

汗に関する症状

 

汗は心の液。

 

汗のかき方が普通でない状態は、心の不調を表します。

 

  • 寝汗

 

  • 常に汗をかいている

 

  • 大量に汗をかく

 

  • 頭に限定して汗をかく

 

異常な汗

 

 

最後に

 

心は君主の官」と申しましたが

 

君主とは「最高司令官」のような役割です。

 

心は血液の循環のみならず

 

記憶や判断力、知覚や指導力なども調整しているんですね。

 

 

心と表裏関係にある小腸については

 

こちら⇒【臓腑】小腸の働きと関連する症状

 

 

最後までありがとうございました!

 

 

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