東洋医学における病気の原因【外感と内傷】

目安時間:約 8分
陰陽を現す太極図

 

 

人が体調を崩したり病気になったりする原因には

 

必ず内的要因外的要因のふたつが存在します。

 

 

東洋医学の考え方も同じです。

 

東洋医学では外的要因を【外感

 

内的要因を【内傷】と呼んでいます。

 

 

今回は

 

病気の原因となる外感と内傷はどのようなものなのかについて学んでいきましょう!

 

 

体調不良の原因のひとつ【外感】

 

先生が腰痛の患者さんを診るとき

 

その腰痛を引き起こしている原因の部分を探りますよね?

 

腰痛の原因が大腰筋の短縮にあると判断した場合

 

先生の手技によって大腰筋をリラクゼーションさせていくと思います。

 

 

そして、さらに突っ込んで

 

なぜ大腰筋が短縮してしまったのかを考えますよね?

 

そこまで考えて、初めて患者さんは腰痛から解放されるわけですからね!

 

幸せを感じる女性

 

 

東洋医学でも同じです。

 

体調不良を起こした原因となる部位を特定したら

 

なぜその部位が悪くなったのかを探っていきます。

 

 

東洋医学では、人と自然は一体であると考えます。

 

なぜなら

 

自然環境の変化に応じて体の生理的機能を調整するから。

 

 

寒ければ体を震わせて

 

その際の筋肉の活動から熱を生み出したり

 

暑ければ汗をかいて、体温を外へ逃がす。

 

 

このように

 

人間の体は自然環境によって変化します。

 

つまり自然環境の変化は

 

体調不良の原因にもなりうる訳です。

 

 

東洋医学ではこの自然環境を、外感または六淫といいます。

 

 

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外感は6つの自然環境

 

外感が六淫と呼ばれる理由は

 

風・寒・湿・暑・燥・火という6つの自然現象を指しているからです。

 

これらの自然環境は、私たちの体調を無意識のうちに変化させます。

 

 

ちなみに風邪という言葉は、風の邪気という意味を表しています。

 

風の邪気が体内に侵入し

 

その邪気に負けてしまう事で、くしゃみや鼻水、咳や発熱などの風邪の症状が出ると考えます。

 

体調を崩した

 

東洋医学ではこの外感が病気の原因のひとつと捉え、そこから診断・治療を行います。

 

 

【内傷】内なる原因

 

外感の他にもうひとつ

 

私たちの体調を崩す原因として考えられているものがあります。

 

それが内傷というものです。

 

 

外感(六淫)は外からの原因、つまり外因でしたが

 

内傷は内なる原因のこと。

 

内なる原因とは

 

自然環境の様に目まぐるしく変化する、私たちの感情のことです。

 

 

内傷は七情とも言われ

 

怒・喜・思・憂・恐・驚・悲と7つの感情を指します。

 

これらの感情が、それぞれの臓腑に深く関連し

 

病気の原因になると考えられています。

 

病気

 

 

逆に考えれば

 

臓腑に異常があった場合

 

私たちの感情にも影響が現れると考えられます。

 

感情の影響が臓腑に現れているのか?

 

臓腑の影響から特別な感情になってしまっているのか?

 

このあたりを探っていくことも東洋医学の面白さではないでしょうか。

 

 

現代の大きな外感と内傷

 

外感というものを考えると

 

近年続く異常気象は、間違いなく私たちの体に良からぬ影響を与えているはず。

 

季節の変わり目などで

 

気候の変化に体がついていけずに、体調を崩す人を多く見かけますが

 

長期的に続く猛暑や悪天候も体には酷なものです。

 

 

そして現代では

 

人工的に外感を作り上げているものがありますよね?

 

そうです。エアコンですね。

 

エアコンによる極度の冷気や乾燥も、自律神経を乱す原因になります。

 

 

一方、現代での内傷の代表格はストレスでしょうか?

 

ツラい気持ち

 

ストレスによって起こる感情は人それぞれ。

 

ストレスで怒る人もいれば、悲しくなる人もいます。

 

一概にストレスで体調を崩したといっても

 

ストレスによってどのような感情になり体調を崩したのかが重要になります。

 

 

 

最後に

 

今回は

 

東洋医学で病気の原因として考えられる、外感と内傷についてお話しました。

 

 

私たち整体・マッサージ師も

 

患者さんの姿勢や歩行だけに注意するのではなく

 

自然環境や感情の要因なども考慮して患者さんを診ることで

 

多くの気づきを得られることと思います。

 

 

東洋医学の外感と内傷という概念を持つことで

 

先生の施術方針の幅が広がっていくことでしょう。

 

 

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