プレセミナーの補足【2点弁別閾】

目安時間:約 6分
感覚

 

10/11に行なわれたCASTのプレセミナーにおいて

受講された先生からある質問を受けました。

 

質問にはその場でお答えしたのですが

少し説明不足な部分があったかと思い

この場をお借りして補足させていただきます。

 

生理学の勉強にもなりますので

プレセミナーに参加しなかった先生もぜひご覧くださいね!

 

質問を受けた時の状況について

 

参加しなかった先生方にも解かりやすく解説するために

どのような状況でどんな質問を受けたかということからお話します。

 

胸椎を調整して頚の伸展(後屈)可動域を改善させる手技を練習する時間でした。

胸椎棘突起を触診して「詰まり感」のある部分を探り

その上位の胸椎棘突起を、示指と中指でホールドした際に

患者役の先生から

 

「1か所しか触れられていないような気がする」

 

との感想をいただきました。

 

「それは2点弁別閾というものが関係しているからですよ」

 

私はそのようにお答えしました。

 

その後、2点弁別閾について知りたいとの質問があり

なるべくわかりやすいようにお答えしたのですが

少し説明不足だったかなと反省し

その補足をさせていただきます。

 

神経

 

体性感覚とは?

 

まずは神経のお話から。

 

私たちの感覚の中に「体性感覚」というものがあります。

体性感覚は

表在感覚深部感覚に分かれます。

 

表在感覚は皮膚からの感覚。

痛いとか、冷たいなどの感覚は

皮膚に存在する感覚受容器が察知して脳に伝えます。

 

一方、深部感覚は、筋肉関節などに存在する受容器からの情報です。

 

第三者に無理なストレッチをされたりすると

伸ばされた筋肉がピクっと反応しますよね?

 

ストレッチ

 

あれは筋肉の感覚受容器が

 

「これ以上伸ばされたらヤバいよ~!」と察知し

 

伸ばされないようにキュっと収縮して起こる反射です。

 

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部位によって神経の分布密度が違う

 

今回は背中に触れられた時の感覚なので、表在感覚ということですね。

表在感覚は皮膚感覚とも呼ばれています。

 

皮膚の感覚と言ってもいろいろありますよね?

 

  • 痛い
  • 熱い
  • 冷たい
  • 触れられたのを感じる

 

それぞれの感覚受容器は別々のもので

 

  • 痛点
  • 温点
  • 冷点
  • 触(圧)点

 

と呼ばれます。

 

これらの点の分布密度は

体の部位によって大きく異なります。

 

例えば

指先などは非常に敏感な部位ですよね?

つまり指先は、触(圧)点が高い密度で分布されているという事になります。

 

感覚

 

2点の刺激を1点と識別した理由

 

逆に背中は触(圧)点の密度が低いんですね。

 

密度が低い部位においては

例えば皮膚の2か所に同時に刺激を加えたとして

その2点間の距離が短いと1点と感じてしまうんです。

 

つまり質問を下さった先生は

2本の指で同時に背中を触れられたけど

その2点間の距離が短かったため1点と感じられた。

ということなのです。

 

この2点の刺激を

2点であると識別できる最小距離を「2点弁別閾」といいます。

 

ご質問を下さった先生はとても親切な先生なので

2点それぞれの指の力が均等でないという事を教えてくれたのだと思います。

しかし私が確認したところ2点の力はほぼ均等でしたので

2点弁別閾のお話をさせていただいた次第なのです。

 

背中の感覚

 

最後に

 

今回のご説明で

2点弁別閾についてご理解いただけましたか?

 

当サイトや勉強会の方でも

今後このような生理学のお話をさせていただこうかと思っています。

 

また今回のように

勉強会の補足としてサイトを利用させていただくケースもあると思いますが

もしそれでも理解に苦しむようなことがあれば

line@などで個別に対応させていただきます。

 

ご質問は何度でも遠慮なくおっしゃってくださいね!

 

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