患者さんの説明に役立つ!リンパ系の基礎知識

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リンパの整体

先生の整体院にも

体のむくみに悩む患者さんがたくさん来院されますよね?

 

そのような症状の患者さんに対して

必ず「リンパ」についてお話すると思います。

 

患者さん疑問にもしっかり答えられるように

リンパ系の基礎知識を学んでいきましょう!

 

間違えて覚えていませんか?

まず初めに注意していただきたいのは

一般的に使われる「リンパ腺」という言葉。

 

「リンパ腺が腫れている」

といったような使い方をした経験はあると思いますが

そもそもリンパ腺という組織は、人間の体には存在しません。

 

腺と名の付く細胞や組織は

特定の物質を分泌する役割を持つものだけです。

 

汗腺とか唾液腺とかね。

 

ですので、一般的にリンパ腺と呼ばれる組織の正確な名前は

リンパ節といいます。

 

「リンパぶし」じゃないですよ?(笑)

「リンパせつ」ですからね!

 

まずここ。

間違えないでくださいね!

 

リンパの正体

それでは、リンパとは何なのかという所から説明します。

 

まず

私たちの細胞と細胞の間は、水分で満たされているんですね。

この水分を組織液といいます。

 

組織液というのは

末梢の毛細血管から、血液の液性成分が漏れ出したもの。

 

血液の液性成分とは、血漿(けっしょう)とも呼ばれ

血液中に存在する赤血球や白血球、血小板などを含まないものです。

 

この組織液のほとんどは、毛細血管に再吸収されるのですが

全体の約10%くらいはリンパ管というところに回収されます。

 

リンパ管に回収された組織液のことを

リンパ、もしくはリンパ液と呼びます。

 

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リンパ管に回収されやすいもの

ここでひとつ疑問が湧いてきませんか?

 

「なぜ、すべての組織液が毛細血管に再吸収されないのか?」

という疑問です。

 

組織液に含まれる脂質やたんぱく質などは、分子量が大きいので

毛細血管の壁を通過できないんです。

なので、リンパ管に回収されるしかない。

 

その他にも、リンパ管に流入しやすい物として

増殖して組織からこぼれ落ちたガン細胞などが挙げられます。

 

リンパ節はろ過装置

リンパ(リンパ液)の正体、わかりましたか?

 

では、冒頭でお話したリンパ節とは何なのでしょう?

 

リンパ節とは

リンパ管の合流部などに設置されているろ過装置のようなもの。

 

リンパ液の中に異物細菌などが混ざっていた場合

それらを捕獲して除去してくれる場所です。

 

水道の蛇口に取り付ける、浄水フィルターのような存在ですね。

 

ろ過装置

 

リンパ節が設置されている主な部位は

 

  • あごの下(顎下リンパ節)
  • 首(頸リンパ節)
  • わきの下(腋窩リンパ節)
  • 足の付け根(鼡径リンパ節)

などです。

 

リンパ節

最後に

リンパ節はその他にも

免疫に関する細胞(リンパ球)を作る場所でもあります。

 

このリンパ球の防衛力が十分でないと

リンパ節に炎症が起こってしまいます。

 

これが俗にいう

「リンパ腺が腫れた」という状態ですね。

 

このように、私たちの体に備わったリンパ系は

外敵の侵入を阻止する重要なシステムです。

 

こういったことまで説明をしてあげれば

患者さんの理解が深まると同時に

先生との信頼関係も強まっていくことでしょう。

 

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