その痛み、内臓からのサインかも?

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肩の痛み

痛み引き起こしている原因が

実は痛みの部位とはまったく別にあった。

 

先生も経験があると思います。

 

別の部位というのは

もちろん筋肉や関節以外の部位である可能性もあります。

 

私たちの体って

なぜこのようなことが起こるのでしょう?

師匠からの言葉

「痛みを追いすぎるな!」

 

これは、私が修業時代に

よく師匠から言われていた言葉です。

 

正直、その当時は

この言葉の真意がよく理解できずにいました。

 

「患者さんの痛みを追わずに、いったい何を追うんだ?」と。

 

しかし、この言葉は決して

「患部に意識を集中するな」ということではなく

「患部ばかりに目を取られ、痛みの原因を見落とすな」

という意味でした。

 

患部に原因はない?

これはどういうことかというと

痛みの原因は、必ずしも痛む場所にある訳ではない。

ということです。

 

トリガーポイントに関する本を読んだことのある先生なら

これはもはや常識的な事ですよね。

 

トリガーポイントのトリガーとは

いわゆる引き金を意味するもの。

 

トリガー

 

つまり

その部位に痛みを引き起こした引き金となるポイント。

痛みの真の原因というようなポイントのことですね。

 

めまいの原因が胸鎖乳突筋にあったり

足首の施術で慢性腰痛が寛解したり

 

みなさんも経験があると思います。

 

このように

痛みなどの症状が出ている部分とはかけ離れた部分に

痛みの真の原因が存在していることが多々あります。

 

そういった部分を見逃すなという教えが

「痛みを追いすぎるな」という言葉の真意だったように思います。

 

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関連痛とは

トリガーポイントと同じような存在が

内蔵にあるケースもあります。

 

例えば

左の上肢、肩、背中の痛みの原因が心臓にあったり

足の付け根が痛いと感じていたら、尿路結石ができていたり。

 

このように

内蔵や胸膜、腹膜などに異常がある時

特定の皮膚に感覚過敏または痛みを感じることを

関連痛といいます。

 

ではなぜ、このようなことが起こるのでしょう?

 

関連痛のメカニズム

私たちの感覚というものは

感覚神経を通って脊髄に入り

そのまま上行して脳に到着して、脳で判断します。

 

感覚神経が脊髄へ入るための入り口って

数に限りがあるんですよね。

 

だから、ひとつの入り口に、複数の神経が出入りしている。

 

脊髄神経

 

このように同じ入口に入ってきた複数の感覚情報を

脳は時々、間違えて処理してしまうことがあるんですね。

 

先ほどの例で言えば

尿路の異常を伝える感覚神経と

足の付け根の皮膚からの感覚神経は

同じ入口から脊髄に入るので

本当は尿路からの感覚だったのに、脳は足の付け根の感覚と勘違いしてしまった。

 

このような脳のちょっとしたミスが

関連痛のメカニズムだと考えられています。

 

広く深く、体を診ていく

今回の関連痛のお話を聞いて

もしかしたらドキッとした先生がいるかもしれませんね。

 

「いつも肩こりで来ている〇〇さん、もしかしたら心臓に・・・」

 

なんてね。

 

体表に痛みがあるからといって

体表に原因があるとは限りません。

 

慢性的な肩こりや腰痛は

もしかしたら内臓からのサインであるかもしれないんです。

 

脳のちょっとした勘違いが原因で

内蔵の異常を筋肉の痛みと捉えてしまうことがある。

これは非常に怖いことです。

 

先生の元を定期的に訪れる患者さんも

内蔵からの関連痛ではないとは言い切れません。

 

とある整体院に腰痛で通っていた患者さんに

ある日、がんが発見されたという話も聞いたことがあります。

 

整体院の先生は、関連痛の知識がなかったために

長引く腰痛にも関わらず、医療機関の受診を薦めなかったようです。

 

「痛みを追いすぎるな」

 

私の師匠のこの言葉は

体を広く診ていくいくという意味と

さらに深く診ていくという、両方の意味を含んでいたのでしょう。

 

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