関節を調整する際の考え方

目安時間:約 7分
関節を調整する整体師

 

 

筋肉をリラクゼーションさせる技術だけじゃなくて
骨格や関節の調整もできるようになりたい!

 

整体セラピストが
成長過程で必ず通る道ですね!

 

では、どのようなテクニックを学べばいいのか?

 

いや、まずはその前に
骨格や関節を調整するときの
大切な「意識」についての考え方があります!

 

 

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まずは触診!

 

関節を調整する技術もいろいろなテクニックが存在します。

 

カイロプラクティック
関節モビライゼーション
AKA
オステオパシー
などなど。

 

どれも素晴らしい技術ですので、どの方法を選択しても問題ないと思います。

 

セラピストそれぞれが、どの技術を選ぶか?
これはそのセラピストが置かれている「環境」だと思います。

 

環境というのは、例えば・・・
過去に自分自身が、その技術に救われた経験があるとか
自分の周囲に、その技術で結果を残している先生がいるとか
そういうことです。

 

どの技術を選んだとしても共通して言えることは
骨をイメージして正確にポイントを触知する
そういうスキルが重要だということです。

 

ランドマーク

 

そしてポイントを探す際のヒントになるのが
ランドマークとなるポイントを知る、ということ。

 

ランドマークとは、目印のようなものですね。

 

代表的なランドマークには

 

肩甲骨の下角→胸椎7番の位置を見つけられる
上後腸骨棘→仙骨の2番を見つけられる
第12肋骨→2番の腰椎を見つけられる

 

などがあります。
(すべて左右を結んだ中心線の中央に見つけられます)

 

また、左右の腸骨陵の一番高い位置を結んだラインを【ヤコビー線】といい、
その中心には腰椎の4番と5番の間の位置になります。

yakobi

 

 

これらのランドマークを利用して、触診の時間を短縮していきましょう!
(ランドマークから割り出すポイントには多少の個体差があります)

 

イメージしながら触る

 

体に触れる時は
触れている部位をしっかりとイメージしながら触れます。

 

なるべく正確にイメージできるように
解剖学の教科書のイラストを何度も繰り返し見直しましょう。

 

実際に自分でノートに描いてみるという方法もあります。
けっこう面倒なのですが、効果としては絶大です。

 

関節裂隙を見つける

 

関節裂隙とは
ちょうど関節になっている部位の「すき間」です。
外からでも触れると落ちくぼんでいるので解かります。

 

例えば肘関節の外側なら
上腕骨の外側上顆と橈骨の橈骨頭を触診し
それぞれの間の落ちくぼんだ部分が肘関節の関節裂隙です。
(正確には腕橈関節)

 

関節の調整にトライする際
この関節裂隙を触知することがとても大切です。

 

 

指の使い方

 

関節を調整するときは
筋や腱に刺激を入れる時よりも
さらに繊細な手の使い方が求められます。

 

指先に力の入った状態の手で触れると
患者さんの体はセラピストに身を任せてくれないので
いくら頑張って調整がうまくいきません。

 

具体的な手の使い方に関しては
→こちらの記事

 

 

調整する際の考え方

 

最後に
関節を調整する上で非常に大切なお話を聞いてください。

 

骨格・関節の正しい位置というのは
人それぞれによって微妙に違います。

 

解剖学的に一見ズレているように見えても
その人にとっては実はベストの位置であるというケースもあります。

 

私が以前に診させていただいていた競技ダーツの選手がいます。
この方は仙腸関節の位置が左右で大きくズレていました。
ですので、私はセオリー通りに
左右の仙腸関節の位置を(解剖学的に)整えました。

 

後日・・・

 

そのダーツ選手の成績が、激落ちしてしまいました・・・

 

ダーツのように一方方向の運動で競技するものでは
その選手の骨盤の位置がズレていることが
その選手にとって正常な状態だったということです。
つまり
その選手にとって、最大限の能力を発揮するための
正常なズレだったわけです。

 

このダーツ選手の例のように
その人それぞれの生活スタイルで
必ずしも左右ピッタリが良い状態とは限らないケースが多々あります。
それなのに・・・
なんでもかんでも左右均等の位置に調整しようというのは
ちょっと納得のいかない話。

 

では、どのような考え方で関節を調整すればいいのか・・・?

 

その答えは・・・
「その人にとっての、ベストな位置に調整する」
ということです!

 

でも・・・
そんなの、分かる訳ないですよね?(笑)

 

ですので、
あくまでも「意識」の話ですが
「左右を均等に整えよう」と考えて調整するのではなく
「この人にとってベストな位置に調整しよう」
と「意識」して調整することが大切なんです!

 

「意識」なんて目に見えないもの、うさんくさいですか??

 

実際にやってみてください。

 

効果が違いますから!!

 

体に関しても人間関係と同じで
無理強いは良くないってことですね。

 

 

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腰痛へのアプローチ【仙骨部】

目安時間:約 5分
施術する整体師

 

 

今回は
腰痛に対する施術の際に
忘れがちだけど非常に重要なポイントについてです。

 

小さいインナーマッスルなので、あまり意識をしていない先生も多いでしょうが
参考になればと思います。

 

 

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後屈痛は慎重に

 

腰痛の患者さんに対する施術で
腰の幹部に対してもしっかりとアプローチしていくと思いますが
みなさん当然、殿部や大腿部にも施術をしていきますよね。

 

殿部であれば、中殿筋や梨状筋
大腿部ならハムストリングスをメインにアプローチすることでしょう。

 

そして、患部の筋肉は
脊柱起立筋や腰方形筋をしっかりほぐしていきますか?
この辺りの筋は
腰痛の方にとっては刺激が欲しい部分なので
患者さんの満足度なども考慮してほぐしていきたいところですよね。

 

患部に刺激を入れる際、注意していただきたいのは
特に後屈時に痛みが強くなるケース。

 

こういった場合
伏臥位で腰に長時間刺激を入れてしまうと
結果的に腰が反れた状態を作ってしまいます。
患部へのアプローチは慎重にいきましょう!

 

 

腰の重要な筋肉

 

上記の筋肉以外にも
腰痛に関連する大切な筋肉の1つとして
「腰部多裂筋」が挙げられます。

 

中位の腰椎ですと
脊柱起立筋と多裂筋の割合は1:1くらいなのですが
下位の腰椎になると
約80%くらいは多裂筋になります。

 

ですので、腰の下の方が痛むケースや
腰仙部の痛みに対しては
この腰部多裂筋にしっかりとアプローチしていく必要があります。

 

そしてこの腰部多裂筋は
仙腸関節や椎間関節の安定にも関与しています。
つまり、腰部多裂筋がギュッと硬くなってしまうと
腰仙の安定が過剰になりすぎて
腰の動きを制限してしまう恐れも出てきます。

 

そんな腰の動きの制限から
殿部や大腿部の筋肉が頑張りすぎてしまい
痛みの範囲がどんどん広くなってしまいます。

 

 

仙骨部のポイント

 

それでは実際の施術ポイントです。

 

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赤い丸の部分が腰椎の棘突起です。
ここは腰部多裂筋の停止部となっています。

 

そして青く塗られた部分。
ここの辺りに腰部多裂筋の多くが起始していますので
この部分をしっかりと施術していきましょう。

 

ただ
仙骨部は非常にデリケートです。
丁寧な施術を心がけないと
患者さんの体が防衛反応を起こしやすい部位です。

 

停止部である棘突起周囲に刺激を入れるアイデアもありますが
ここは刺激量の選択が難しい場所です。
浅い刺激だと多裂筋に届きませんし
深すぎると痛みが強く現れることもあります。

 

私も以前、診させていただいたときに刺激を入れすぎてしまい
翌日、その患者さんから
「腰が痛くて立てない・・・」
と電話をもらったことがあります・・・
ヒヤヒヤもんですよね・・・

 

そして
アプローチすべき青く塗られた部分の近くには仙腸関節があります。
仙腸関節に強い刺激が入ってしまうと
骨盤の歪みやズレの原因ともなりえます。
仙腸関節付近を施術する際には、そのようなリスクがあるということも頭に入れて
慎重にアプローチしていきましょう。

 

今回の施術ポイントは
特に前屈時で痛みが強くなる腰痛に効果があります。
ぜひ、あなたの施術の中に取り入れてみてくださいね!

 

 

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正しい位置で圧せてますか?

目安時間:約 7分
正しい圧し方をする整体師の手

私たちセラピストは
患者さんの体に刺激を入れます。

 

その刺激によって
筋肉を緩めたり、骨格を調整したり
また、反射を起こさせたりもします。

 

気をつけなければいけないのは
その刺激の強弱ももちろんですが
正しい方向正しい深さで刺激が入っているかという事。

 

とても基本的な事ですので
ここをおろそかにしてしまうと
最悪、患者さんの体を傷つけてしまうことに・・・

 

今回は「押圧」についてです!

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あなたの手技の効果をレベルアップさせる手の使い方

目安時間:約 7分
手のパワーを見せる整体師

 

まったく同じ手技を使って
まったく同じポイントを施術しているのにも関わらず
施術者によって効果に差が出てしまう・・・

 

私たちの手はとても繊細なので
ちょっとした触れ方や力加減で
結果が大きく左右されてしまいます。

 

今回は
その「手」の使い方についてお話をさせていただきます!

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運動療法という選択肢も

目安時間:約 8分
肩こりに対する運動療法

 

 

臨床の現場において

 

いくつかのアプローチの方法を持っておくことは

 

とても大切な事だと思います。

 

 

ただ、あれもこれもと勉強しようとすると

 

全ての手技が中途半端になってしまうので

 

その部分だけは気をつけないといけませんが

 

引き出しを多く持つという事は

 

多角的に症状をとらえてアプローチできるので

 

いざという場面でとても重宝します。

 

 

今回の整体・マッサージ師の独立応援サイトは

 

そのアプローチの一例についてのお話です!

 

 

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圧したり揉んだりしなくても

 

ほとんどの整体師さん、セラピストさんのメインの手技は

 

やはり圧したり揉んだりする、いわゆるマッサージでしょうか?

 

 

痛みを出している筋肉を探して

 

その筋肉を緩めていく。

 

王道のスタイルですね。

 

 

ただ・・・

 

しっかりと筋肉は緩めたはずなのに

 

「いや、先生、まだ痛いです・・・」

 

なんて言われた経験、ありませんか?

 

 

それじゃあ、関節が歪んでるのかな?

 

 

そして今度は

 

患部の周囲の関節を調整してみる・・・

 

 

歪みは調整できたはずなのに

 

なかなか痛みが軽減しない・・・

 

 

こんな場面

 

結構冷や汗モンですよね・・・

 

 

どうしましょう・・・

 

焦る

 

 

運動療法の効果

 

こんな場面で意外と役に立つのが

 

運動療法なんです!

 

患者さんの動きに対して、軽く負荷を加えて

 

一種の筋トレをしてもらうんです。

 

 

なぜ運動療法が良いか?

 

 

肩こりでも腰痛でもそうなのですが

 

痛みが出ている筋肉って、すごく硬くなってますよね?

 

なぜ硬くなってしまったのか?

 

ほとんどの原因はオーバーユース

 

つまり「使い過ぎ」ということなんですね。

 

 

使い過ぎと言うと

 

一日中、重たい荷物を持ち運びしたり

 

スポーツでガンガン体を動かしたりとか

 

そんな「筋疲労」のようなイメージばかり浮かんでしまいますが

 

それだけではありません。

 

 

例えばデスクワークによる肩こり。

 

 

一見、手首から先だけを動かしているように見えますが

 

実際は、肩が持ち上がっているんです。

 

肩を持ちあげた状態のまま何時間も作業をする。

 

地味ですが、これも「使い過ぎ」なんですね。

 

 

で・・・

 

 

なぜ使いすぎてしまったのか・・・?

 

 

例えば、肩を持ちあげる動作で言えば

 

メインで働く筋肉は僧帽筋ですよね?

 

そして、補助的に働く筋肉が肩甲挙筋

 

 

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メインで働かなければいけない僧帽筋が上手く機能していないので

 

補助役の肩甲挙筋が必要以上に頑張らなければいけない。

 

これによって肩甲挙筋がオーバーワークになってしまう。

 

 

つまり・・・

 

サボっている筋肉がいるってことなんです!

 

 

そのサボっている筋肉に本来の仕事を思い出してもらい

 

正常な筋肉の共同作業に戻すために

 

運動療法が有効なんですね!

 

 

やってみましょう!

 

それでは、先ほど例に挙げた「肩」の運動をやってみましょう!

 

 

僧帽筋が上手く働かず

 

肩甲挙筋に負担がかかりすぎて痛みが出てしまったケースです。

 

 

〇まず患者さんにはイスかベッドのふちに腰かけてもらいます。

 

〇術者は患者さんの後ろに立ち両肩に手を乗せます。

 

〇患者さんに肩をすくめてもらい、その動きに対して抵抗をかけます。

 

〇患者さんの力に合わせて、少しずつ肩が上がるように調整します。

 

〇しっかりと肩が挙がりきったら、一気に脱力してもらいます。

 

〇5~10回ほど繰り返しましょう。

 

 

今回は肩を例にしてお話させてもらいましたが

 

この運動療法はすべての部位に応用できます。

 

 

ただ、応用するためには

 

〇主動作筋

 

〇補助筋

 

〇拮抗筋

 

これらの関係を知る必要があります。

 

 

これらの筋の関係を各関節ごとに理解してしまえば

 

どのような部位の痛みにも即座に対応する事が可能です。

 

運動療法の応用は

 

こちら⇒マッサージと運動療法で姿勢調整

 

 

 

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