ぎっくり腰の対応で大切なこと

目安時間:約 7分
ぎっくり腰

 

急な激しい腰の痛みで、這うように来院する患者さん。

いわゆるぎっくり腰の状態でしょうか。

 

先生もこのような患者さんの対応を経験したと思います。

 

先生はぎっくり腰の患者さんに対して、どのように対応しますか?

 

寝返りなどの動作がつらい患者さんに対して

どのような施術を行いますか?

 

何気ない動作から発症するぎっくり腰

 

いわゆるぎっくり腰。

急性腰痛というものです。

 

ぎっくり腰を起こす方のほとんどが

何気ないちょっとした動作がきっかけとなっています。

 

例えば

 

  • 床にある荷物を持ち上げた
  • 腰をねじった
  • くしゃみをした

 

などなど。

 

朝起き上がった瞬間にグキッとなり

そのまま身動きが取れなくなってしまうような方もいます。

 

先生の整体院を訪れるぎっくり腰の患者さんは

腰の痛みに耐えながら、少しでも痛みを軽くしたいという思いで来院されます。

 

なんとかしてあげたいものですね・・・。

 

選択肢に悩む

 

腰を施術してはいけない?

ぎっくり腰の患者さんに対して

炎症を起こしているから患部に刺激を入れてはいけない」

という話を聞いたことがあると思います。

 

でも、必ずしもそうとは限りません。

 

ぎっくり腰になって整体やマッサージを受けたら、すぐに楽になったという方もいます。

ぎっくり腰イコール腰部の炎症というのは絶対ではないので

必ず炎症所見が見られるか確認が必要です。

 

そもそも急性腰痛というものは、その定義があいまいなので

患者さんが「ぎっくり腰」と訴えても鵜吞みにせず

必ず自分の眼で確かめるようにしましょう。

 

ちなみに炎症の徴候は

 

  1. 発赤(患部が赤くなっているか)
  2. 疼痛(患部の痛みが強いか)
  3. 腫脹(患部が腫れているか)
  4. 機能障害(痛みで動かせないか)
  5. 熱感(患部が熱を帯びているか)

 

以上の5つです。

 

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ひとつの施術例

ぎっくり腰の患者さんの対応で一番困ることは

ベッドに横になれないということじゃありませんか?

 

施術する整体師

 

とりあえずはベッドに寝てもらわない事には

施術を始めることができないですもんね。

 

このような患者さんに対しては

まずは立位、もしくは座位での施術テクニックが必要となります。

 

CASTメンバーのみなさんには

皮膚筋膜の操法をお伝えしているので

それを座位や立位で応用して頂ければと思います。

 

そして、なんとかベッドに横になれるくらいになったら

次は寝返り動作ができるようになってもらいましょう。

 

仰臥位での操体法などが有効ですね。

 

寝返りがうてるようになったら、次は側臥位の施術です。

殿筋群大腰筋をしっかりとリラクゼーションさせましょう。

 

ここまでの施術で、動作時痛も軽減されているはずです。

再び仰臥位で、腹部の施術をゆっくりと行います。

 

そして最後に

炎症所見が見られなければ、患部の施術を試みて良いと思います。

 

動作時の支えが大切です!

今回の施術はひとつの例です。

患者さんの状況を見て臨機応変に対応してください。

 

そして施術の流れの中で

何度か体位変換を行うタイミングがあります。

 

今回の本題はここです!

 

患者さんの動作に細心の注意を払うと同時に

その動作を優しくアシストしてあげてください。

 


 

ウェイトトレーニングの経験がある方はご存知かと思いますが

ベンチプレスなどを行う際に

アシストしてくれるトレーナーさんがいると、すごく楽に持ち上げられます。

 

ベンチプレス

 

あのトレーナーさんのアシストって

決して一緒にバーベルを持ち上げているわけではなくて

バーベルの端を軽く支えているだけなんです。

 

本当に触れている程度に力でね。

 

それくらいのアシストがあるだけで

動きがとても楽になるんです。

 

逆にアシストに力が入っていると動かしづらい。

だから私たちのアシストも、優しく触れる程度の力じゃないとダメなんです。

 

最後に

例えば伏臥位になる時

一度四つん這いのような姿勢になりますよね?

そのタイミングで、患者さんの腹部をそっと支えます。

これだけでも楽に伏臥位になれます。

 

また側臥位になる場合にも

肩甲骨や仙骨を支えてあげるだけで

腰への負担が少なく姿勢を変えることができます。

 

ぜひ試してみてください!

 

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整体師は、まずは自分のバランスから整える

目安時間:約 10分
心と体の関係

 

私たち整体・マッサージ師の仕事は

患者さんの体のバランスを整え

心身共に健康になっていただき

幸せな毎日を過ごしていただくこと。

 

患者さんの体のバランスを整えるためには

私たちが正しいバランスである必要があります。

 

正しいバランスとは

体の中心軸がしっかりしている状態

そして

心の軸がぶれていない状態のこと

 

今回は

私たち施術する立場の者が

しっかりとした中心軸を持つための方法を解説します。

 

ちょっと実験してみましょう!

私たちの中心軸を整える方法をお話する前に

軸がぶれている状態がどれほど施術に影響するのか?

ちょっと実験をしてみましょう!

 

施術結果に影響するものなので

臨床現場では行わないでくださいね。

 

同僚やパートナーなど

できればセラピスト同士で実験してください。

 

それでは始めてみましょう!

 

施術室の軸をずらす

軸がぶれていると良い施術効果が出ないことを知ってもらうために

あらゆるものの軸をずらしてみましょう。

 

まずは施術室内の軸をずらします。

 

施術ベッドをずらしてみたり

壁に掛かった絵や写真など

インテリアなどもずらしてみてください。

 

「このズレ、気になるな・・・」

っていう気持ちになるまでずらしてくださいね!

 

これで先生の心の軸にブレが生じます。

 

ずらしまくったら(笑)その環境で

パートナーの施術を行ってください。

 

絶対に良い結果にはなりません

 

歪み

 

自分の中心軸を整える方法

このように環境や心がぶれてしまうだけで

施術に大きく影響してしまいます。

 

これでもし先生の体の中心軸がぶれているとしたら・・・

 

患者さんが喜ぶような施術は絶対にできませんよね?

 

だから私たち整体・マッサージ師は

常に中心軸を整えておく必要があるのです。

 

体に中心軸を整えるというと

体幹トレーニングをしたり

ピラティスなどでインナーマッスルを活性化したり

そんなイメージがありますが

もっと簡単に軸を作る方法があります。

 

もちろん

体幹トレーニングやピラティスなどは

私たち整体・マッサージ師が使う筋肉を効率よくトレーニングできるものなので

興味のある方は積極的に実践した方がいいと思います。

 

日々トレーニングを実践している先生も

施術に入る直前に行う事で

体の中心軸を簡単に作れる方法。

 

それがグラウンディングという方法です!

 

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カンタン!グラウンディングのやり方

グラウンディングを行う方法は

 

  1. 脱力して立つ
  2. 体の中心をイメージする
  3. 中心にエネルギーを通す

 

たったこれだけです!

 

「いや、エネルギーって・・・」

そう思いましたか?(笑)

 

とりあえず一度やってみませんか?

 

エネルギー

 

グラウンディングを始める前に

グラウンディングの効果を実感して頂くために

誰かお手伝いしてもらえる人を見つけてください。

 

お手伝いと言っても簡単な事です。

 

先生は軽く腰を落とした姿勢で立ちます。

その先生の体を、前後左右から押してもらってください。

 

押される方向によって

グッと耐えられる方向と力負けしてしまう方向があるはず。

 

自分はどの方向から押されるとバランスを崩してしまうのか?

まずはそこだけチェックしてみましょう。

 

➀脱力して立つ

チェックが終わったら

姿勢を改めて再度立ちます。

 

足を肩幅くらいに開いて、肩の力を抜きます。

 

そして骨盤を軽く寝かせます。(後傾させる)

 

自然と膝が軽く曲がりますよね?

 

あごを軽く引いて正面を向きます。

 

よろしいですか?

 

②体の中心をイメージする

グラウンディングを行う姿勢ができたら

体の中心をイメージします。

 

ちょうど身長くらいの長さのを思い描いて

その筒が体の中心にあるようなイメージを作ってください。

 

筒の直径ですが

管理人の場合はソフトボールが楽に通過するくらいのものをイメージしています。

 

しかし特に決まりはないので

先生のイメージしやすい直径で構いません。

 

ゴルフボールでもサッカーボールでも結構です。

 

この球体がエネルギーとなります。

 

球体

③中心にエネルギーを通す

それではグラウンディングを始めます!

 

先生の体の中心にある筒の中に

エネルギーとなる球体が存在することをイメージしてください。

 

エネルギーの位置は

おへその下あたりが良いでしょう。

 

そうしたらそのエネルギー(球体)を

ゆっくりと動かしてみましょう。

 

おへその下のスタート地点を中心に

上下へと動かしていってくださいね。

 

動くイメージができたら

その動く範囲(ふり幅)を、どんどん大きくしていきましょう!

 

最初は頭のてっぺんから両足の間くらいまで動かして

慣れてきたら頭頂を通過してさらに上へ。

下方向は、床を突き抜けてさらに下へ。

 

どんどん大きく動かしていきましょう!

 

最大のふり幅までイメージする

 

エネルギーが上下に動くイメージをうまくできない先生は

上下に体を軽く揺すってみましょう。

 

膝を使って上下に体を揺することで

球体も次第に動いてくることでしょう。

 

エネルギーのふり幅が最大になると

上は宇宙へ、下は地球の中心へと動いていきます。

 

宇宙

 

このふり幅までになるように続けて下さい。

 

ふり幅が最大になったら

その幅を少しずつ小さくして

最終的におへその下のスタート地点に戻します。

 

これでグラウンディングは終了です。

 

再度チェックしてみましょう!

いかがでしょうか?

 

今、先生の中心軸は

天と地を結ぶ一直線上にあります。

ぶれる理由などひとつもありません。

 

人によってはこの時点で

手のひらや足の裏に

ピリピリ、ジンジンした感覚が現れているかもしれません。

 

その感覚がエネルギーです。

 

非常に大事な感覚なので、よく憶えておいてくださいね!

 

では!

先ほどのように腰を落とした姿勢で立ち

再度パートナーに体を押してもらいましょう。

 

バランスを崩してしまった方向から押してもらい

先生の体の軸が整ったことを体感してください!

 

最後に

今回お伝えしたグラウンディングは

出勤前の朝に行なうといいでしょう。

 

また

心に不安を感じたりした時にも効果があります。

ぜひトライしてください!

 

軸がぶれるということは

言い方を変えれば「不安定」という意味でもあります。

 

  • 心の不安定
  • 生活の不安定
  • 収入の不安定
  • 体調の不安定

 

体の中心にしっかりとした軸を作ることで

さまざまなことが安定へと向かっていくことでしょう。

 

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否定的な患者さんに来院指導するときのコツ

目安時間:約 7分
否定する

 

 

何を伝えても否定的

先生の提案をまったく聞いてくれない患者さん。

先生の整体院にもいませんか?

 

今回はそのような否定的な患者さんにも

上手に来院指導するひとつのアイデアをご紹介します!

 

 

プロ野球OBの大胆な解説

 

コミュニケーションスキルの高い人は

上手に相手を否定するテクニックを身につけています。

 

円滑なコミュニケーションを図ろうとするあまり

相手の意見に迎合するばかりでは逆効果。

 

相手の意見も尊重しつつ

さらに自分の意見を主張する。

 

これが最上のコミュニケーションだと思います。

 

話は変わりますが

管理人は野球が好きで

テレビでもプロ野球の試合を観戦するのですが

ある有名なプロ野球OBの解説を聞いて

えらく驚愕したことがあります。

 

アナウンサー「○○選手の不調は、やはりケガの影響なのでしょうか?」

 

解説者「いや、練習不足でしょ?」

 

確かこのようなやりとりだったと記憶しています。

 

野球選手

 

このやりとりのどこに驚愕したか・・・?

 

それは・・・

「いや」という否定形の言葉から受け答えをしたことです。

 

否定から入ることはNG!

 

スポーツ観戦がお好きな先生は分かると思いますが

解説者ってまずは肯定の言葉から入るんですよね。

 

アナウンサーにどのような質問をされても

「ん~、そうですねぇ~」

みたいなね(笑)

 

インタビューを受けた選手もそうじゃないですか?

 

しかし!

この大物OBは

「いや」という否定から入るのです!

 

あの「打撃の天才」と言われたOBは

どんな質問にも必ず「いや」から答えるんですよ?!

 

(野球ファンなら誰だかわかっちゃいますね・・・笑)

 

大物だから許されるけど

実際のコミュニケーションとして考えたら

これは絶対にNGです!

 

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患者さんに応戦してはダメ!

 

先生の院の患者さんでもいませんか?

何事にも否定的で

どんな提案をしても「いや」から始まる人・・・

 

提案ならまだしも

こういう人って雑談でも否定の言葉から入るんですよねぇ・・・(笑)

 

そんな患者さんに対して先生も

「いやいや、だーかーら!」

なんて応戦してはダメですよ!

 

NO

 

最初にお話したように

上手にコミュニケーションを取るのであれば

上手に相手を否定しなければいけません。

 

このような場面で役に立つのが

イエスバッド法というコミュニケーションスキルです。

 

患者さんの意見をいったんお預かりしましょう

イエスバット法とは

相手に反論したい時や

なんとかこちらの提案を聞き入れて欲しい時に

まずは相手の意見を受け入れる方法です。

 

真っ向から否定するのではなくて

いったん受け入れてから否定する

 

これがイエス(受け入れ)バット(しかし)法というものです。

 

先生の意見や指導を否定されたら

まずはその否定を受け入れます。

「なるほど」

「その通りですね」

といったようにね。

 

YES

 

そしていったん受け入れてから

「でもね!」

と先生の意見を主張します。

 

先生も経験があると思いますが

人は自分の意見に対して真っ向から否定されると

非常に気分が悪くなってしまいます。

 

患者さんの気分を損ねずに

上手に先生の意見に賛同してもらう。

これがイエスバット法の効果です。

 

さらに応用しましょう!

 

なんとなくご理解いただけましたか?

 

ではさらに応用です。

 

いったん受け入れて(イエス)

その後、意見を言う(バット)

という方法でしたが

バットの最後も肯定的な言葉で終わらせられればベストです。

 

例えば

「こちらのコースの方が効果は高いけど料金も高いです」

ではなくて

「料金は高いけど効果は圧倒的に違います!」

とかね!

 

提案

最後に

 

いかがでしょうか?

 

最善の提案をしているにもかかわらず

いきなりそれを否定されたら

誰だってカチンときますよね?

 

しかし、まずはそこをグッとこらえて

いったん相手の意見も受け入れてあげましょう!

 

そしてそこから

先生の意見をしっかりと伝えることで

実際は否定されているにも関わらず

患者さんは先生の意見に対して感情的ならず

心を開いてくれるはずです!

 

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プレセミナーの補足【2点弁別閾】

目安時間:約 6分
感覚

 

10/11に行なわれたCASTのプレセミナーにおいて

受講された先生からある質問を受けました。

 

質問にはその場でお答えしたのですが

少し説明不足な部分があったかと思い

この場をお借りして補足させていただきます。

 

生理学の勉強にもなりますので

プレセミナーに参加しなかった先生もぜひご覧くださいね!

 

質問を受けた時の状況について

 

参加しなかった先生方にも解かりやすく解説するために

どのような状況でどんな質問を受けたかということからお話します。

 

胸椎を調整して頚の伸展(後屈)可動域を改善させる手技を練習する時間でした。

胸椎棘突起を触診して「詰まり感」のある部分を探り

その上位の胸椎棘突起を、示指と中指でホールドした際に

患者役の先生から

 

「1か所しか触れられていないような気がする」

 

との感想をいただきました。

 

「それは2点弁別閾というものが関係しているからですよ」

 

私はそのようにお答えしました。

 

その後、2点弁別閾について知りたいとの質問があり

なるべくわかりやすいようにお答えしたのですが

少し説明不足だったかなと反省し

その補足をさせていただきます。

 

神経

 

体性感覚とは?

 

まずは神経のお話から。

 

私たちの感覚の中に「体性感覚」というものがあります。

体性感覚は

表在感覚深部感覚に分かれます。

 

表在感覚は皮膚からの感覚。

痛いとか、冷たいなどの感覚は

皮膚に存在する感覚受容器が察知して脳に伝えます。

 

一方、深部感覚は、筋肉関節などに存在する受容器からの情報です。

 

第三者に無理なストレッチをされたりすると

伸ばされた筋肉がピクっと反応しますよね?

 

ストレッチ

 

あれは筋肉の感覚受容器が

 

「これ以上伸ばされたらヤバいよ~!」と察知し

 

伸ばされないようにキュっと収縮して起こる反射です。

 

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部位によって神経の分布密度が違う

 

今回は背中に触れられた時の感覚なので、表在感覚ということですね。

表在感覚は皮膚感覚とも呼ばれています。

 

皮膚の感覚と言ってもいろいろありますよね?

 

  • 痛い
  • 熱い
  • 冷たい
  • 触れられたのを感じる

 

それぞれの感覚受容器は別々のもので

 

  • 痛点
  • 温点
  • 冷点
  • 触(圧)点

 

と呼ばれます。

 

これらの点の分布密度は

体の部位によって大きく異なります。

 

例えば

指先などは非常に敏感な部位ですよね?

つまり指先は、触(圧)点が高い密度で分布されているという事になります。

 

感覚

 

2点の刺激を1点と識別した理由

 

逆に背中は触(圧)点の密度が低いんですね。

 

密度が低い部位においては

例えば皮膚の2か所に同時に刺激を加えたとして

その2点間の距離が短いと1点と感じてしまうんです。

 

つまり質問を下さった先生は

2本の指で同時に背中を触れられたけど

その2点間の距離が短かったため1点と感じられた。

ということなのです。

 

この2点の刺激を

2点であると識別できる最小距離を「2点弁別閾」といいます。

 

ご質問を下さった先生はとても親切な先生なので

2点それぞれの指の力が均等でないという事を教えてくれたのだと思います。

しかし私が確認したところ2点の力はほぼ均等でしたので

2点弁別閾のお話をさせていただいた次第なのです。

 

背中の感覚

 

最後に

 

今回のご説明で

2点弁別閾についてご理解いただけましたか?

 

当サイトや勉強会の方でも

今後このような生理学のお話をさせていただこうかと思っています。

 

また今回のように

勉強会の補足としてサイトを利用させていただくケースもあると思いますが

もしそれでも理解に苦しむようなことがあれば

line@などで個別に対応させていただきます。

 

ご質問は何度でも遠慮なくおっしゃってくださいね!

 

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東洋医学の【標・本】の考えを整体でも

目安時間:約 6分
東洋医学

 

東洋医学とはもともと

漢方や鍼灸・あんまの治療方針についてのものでありますが

東洋医学の治療の基本となる考え方は

整体師や各種セラピストにとっても十分に応用できます。

 

今回は

東洋医学の基礎的なある考え方を題材にし

その考え方に私たちも習って施術を組み立てていこうというものです。

 

東洋医学の基礎となる考え方

 

東洋医学に次のような言葉があります。

 

急則治標(きゅうそくちひょう)、緩則治本(かんそくちほん)

 

なにがなんだか・・・

そんな感じですね(笑)

 

どのような意味かと言いますと

 

急なれば標を治し、緩なれば本を治すということです。

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

理解できない

 

さっぱりわかりませんね・・・(笑)

 

こういう漢文みたいな言葉って

どうしてこんなに難解なんでしょう・・・

 

でも、これからすこしずつ解説していきますので安心して下さいね!

 

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急則治標とは?

 

まずは急則治標からいきましょう!

 

急なれば標を治し、ということですが

これは

急性期の疾患に対しては、まず局所の痛みから治していこう

という意味です。

 

例えば肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)。

腕を挙げた時などや、肩のちょっとした動作で肩関節付近に痛みが現れますよね?

また就寝時などにも

肩の痛みで眠れないという人も多くいます。

 

肩の痛み

 

このような状態であれば

まずは肩に現れる痛みを少しでも軽減させるために

患部の施術を優先して行う。

そして少しでもADLを向上させて

患者さんに楽に生活をしてもらおうというものです。

 

*ADL:日常生活動作

 

緩則治本とは?

 

次に緩則治本です。

 

緩なれば本を治すという事なのですが

これは慢性化してしまった疾患に対して

その原因を突き止めて除去しようというものです。

 

さきほどの肩関節周囲炎であれば

肩関節周囲炎を起こしてしまった原因を探り、その部分を改善させようということ。

 

痛みを発症させた根本の原因を突き止めて

この痛みが二度と現れないように施術をしていく。

そのような予防の意味も含めたのが緩則治本ということになります。

 

また、体質改善を目的とした施術もこれにあたります。

 

予防の運動

 

整体院での急則治標、緩則治本

 

これらの考えは鍼灸治療に対する指標なのですが

整体師のみなさんにも大いに役立つ考え方です。

 

痛みが強く出ている患者さんに対しては

まずは患部に集中して施術を行う。

 

そして患部の痛みがある程度軽減してきたら

患部に痛みを引き起こしたその原因を突き止めるために

患者さんの全体像をしっかりと観察する。

 

1回の施術ですべて取り除くことができればいいのですが

特に痛みの強い患者さんはそのようなわけにもいきません。

何より、1回で完璧に改善させようと考えると

先生の施術が無理やりなものになってしまう恐れがあります。

 

施術する整体師

 

無理やりな施術を行えば

患者さんの症状は改善に向かうどころか

最悪、痛みがさらに強くなってしまったり

患部以外の部分の痛みを誘発する原因にもなります。

 

患者さんの痛みを確実に改善させるためにも

急則治標、緩則治本の考え方は非常に重要なものでもあるのです。

 

来院指導にも役立つ考え方

 

いかがでしょうか?

 

急則治標、緩則治本なんて言葉

最初に眼にしたときには、かなり難解に思われたでしょうが

こうやって説明を聞いていただくと

至極当然の考え方だということを理解して頂けたと思います。

 

この考え方は

患者さんへの来院指導にも使えると思いませんか?

 

施術の説明

 

「まずは痛みを少しでも楽にするために患部の施術に集中します」

 

「そして痛みが軽くなったら、痛みを起こした原因を改善する施術を行います」

 

このように説明をすれば

二度と痛みを体験したくないと考える患者さんは

先生の来院指導に納得してくれるはずです。

 

施術を受ける事の必要性やメリットについて丁寧に説明し

一日でも早く患者さんが楽に生活できるよう

先生の力で導いてあげてくださいね!

 

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