
久しぶりの東洋医学シリーズです。
今回からの東洋医学カテゴリーでは
各臓腑の働き
その臓腑に関する症状についてお話していきます。
施術のアイデアを絞り出すためのヒントとして
先生方のお役に立てればと思います。
整体・マッサージ師の独立応援サイト
今回もよろしくお願いします!
もくじ
肝は決断力!
肝は精神活動に影響を与える臓腑のひとつ。
精神活動の中でも、判断・計画などの力を支配します。
つまり、肝が元気でないときは、優柔不断になりがちであると言えます。
体内での肝のお仕事
肝が健康な状態であれば
蓄えた血を全身にくまなく供給する事ができます。
また、肝は筋肉の働きも管理しているので
肝が元気であれば、体にしっかりと力も入るし
関節も滑らかに動かすことができるんです。
そして肝は、眼とも大きく関連して、視力の調整などを行います。
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肝の状態と関連する症状
以下の症状は
東洋医学的に肝と深い関わりを持っています。
血に関する症状
- 月経に関する症状
- 吐血
- 喀血
筋に関する症状
- 手足の痙攣
- しびれ
- ひきつけ
目に関する症状
- めまい
- 視力障害
- 眼のかすみ、充血
精神活動に関連する症状
- 情緒不安定
- イライラする
- 怒りっぽくなる
- 抑うつ状態
その他の肝に関連する症状
- 下痢
- むくみ
- 吐き気
これらの症状は、肝の状態に強く影響されて出ていると考えられます。
最後に
肝の状態は爪に現れます。
患者さんの爪をチェックしてみて
色つやが良くない状態であれば、肝の不調を疑えるでしょう。
また、肝に関する特有の症状として
わき腹の張り感や痛みがあります。
問診などで肝の不調がありそうだと感じたら
そのあたりも確認してみるといいでしょう。
それでは今日は以上になります!
最後までありがとうございました!
*胆についてはこちら⇒胆の働きと関連症状
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