「臓腑」と「臓器」の違い

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五行

 

 

東洋医学を勉強し始めたあたりで

 

まず最初に混乱する事・・・

 

臓腑って、臓器とどう違うの??

 

っていうか、同じでしょ??

 

 

こんなことを考えてしまいます。

 

 

今回は

 

臓腑と臓器の違いについて

 

簡単に説明してみます!

 

お付き合いくださいね!

 

 

東洋医学の「臓腑」

 

臓腑(ぞうふ)とは、私たちの体の各内臓器官のこと。

 

臓腑は「臓」と「腑」に分かれています。

 

「臓」とは・・・肝、心、脾、肺、腎

 

「腑」とは・・・胆、小腸、胃、大腸、膀胱

 

それぞれ西洋医学にも存在する臓器と同じ名前なのですが

 

完全に同じものということでもありません。

 

ひとつ、例を挙げてみましょう。

 

「臓」のグループに含まれる

 

これは西洋医学で言う「腎臓」と同じ字ですよね?

 

西洋医学で言う腎臓の働きは

 

・体液量を一定に保つ
・体液の浸透圧を一定に保つ
・体液のpHを一定に保つ
・不要物質の除去
・有用な物質の保持
・ホルモンの生産と分泌

 

これに対して、東洋医学の「腎」の働きは

 

・精を臓す
・命門の火を保持する
・骨髄と脳髄を管理する
・耳と二陰に連結する
・体液を調整する
・納気作用を促進する
・尿の生成を行う

 

・・・

 

・・・

 

はい!

 

もう、何がなんやら・・・ですね!(笑)

 

でも、大丈夫!

 

今は・・・

 

西洋医学の「臓器」と東洋医学の「臓腑」の違いを理解してもらうだけなので、細かい働きに関しては、もっと先に勉強しましょう!

 

 

話を戻しますね!

 

尿の生成とか、体液の調整とか

 

「腎」も「腎臓」も同じ働きをしている部分もありますが

 

現代の医学では

 

腎臓と耳がつながっているとは考えていません。

 

このように

 

「臓器」と「臓腑」は、ほぼ同じようなイメージを持っていただいて構わないのですが

 

その働きに関しては若干違いがある。

 

東洋医学の「臓腑」の方が

 

「臓器」よりも目に見えない働きも担っている。

 

そんな感覚で、今は構いません!

 

 

互いに影響しあう「臓腑」

 

もう一つ

 

「臓器」と「臓腑」の大きな考え方の違いがあります。

 

それは

 

臓腑はその状態を互いに影響しあう

 

ということです。

 

現代の医学では

 

小腸の不調が心臓にも障害を与えるなんて、ちょっと考えづらいですよね?

 

でも、東洋医学ではそのような発想の仕方もするんです。

 

先日お話した「陰陽論」

 

すべての物事を陰と陽に分けて考えるというお話。

 

臓腑の「臓」は陰、「腑」は陽に分類されます。

 

陰と陽はいわゆる「表裏関係」のようなもの。

 

陰である心と表裏関係にある臓腑は小腸にあたります。

 

表裏一体

 

陽に分類される小腸が、その陰にあたる心に影響を与えても決しておかしくない話なんです。

 

このような考え方

 

現代の西洋医学では、まずしないですよね?

 

もう少し詳しく説明していきます。

 

 

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五行臓腑相関図

 

「五行臓腑相関図」というものがあります。

 

五行臓腑相関図

 

このようなものです。

 

この図の中で隣り合わせになっている臓腑。

 

この関係を相生(そうじょう)関係と言います。

 

お互いに助け合う関係と考えていいと思います。

 

図によると

 

肝は心を助け、心は脾を助ける関係。

 

時計回りで見ていきます。

 

 

もうひとつは

 

相剋(そうこく)関係。

 

時計周りに見て、ひとつ飛ばした先の臓腑です。

 

相剋関係は、相手の本来の性質を抑え込むようなもの。

 

肝は脾を抑えつけ、心は肺を抑えつける。

 

ちょっと分かりづらいですか?

 

 

それではこの図で考えてみましょう。

五行論

 

 

先ほどの肝、心、脾、肺、腎の臓腑を

 

先日の「五行説」の木、火、土、金、水に当てはめたものです。

 

この図で相生関係を見てみると・・・

 

火と土は相生関係。

 

火から生じた灰が積もって土になる。

 

火の相剋関係にあるのは金。

 

火の熱は金を溶かす。

 

このように両方の図をくらべて見ると理解しやすいですね。

 

 

最後に

 

西洋医学の「臓器」と東洋医学の「臓腑」を

 

同時スタートで学ぶとすると、間違いなく混乱してしまいます(笑)

 

西洋医学は現代の医学なので

 

まずは臓器の概要から学び

 

ある程度理解が進んでから「臓腑」について学んでいきましょう!

 

 

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